高齢者の咳払い

数日前に友人に講演会で会い、病院に行ってきたという。話題は喉に溜まるタンについてだ。友人が病院で処方してもらった薬は、口から喉に霧を吸い込み肺に吸入するものだった。大学時代に恩師が講義中に使っていた咳止めと同じだねと話した。恐らく肺で生じる発作を抑える薬だろう。我々70代は喉にタンが溜まりやすい。小学校の生徒だった時代に、校長先生が朝礼で咳払いをすることがしばしばあった。子供心に校長先生が偉いから咳払いをするのかと思っていたが、この年代になってごく普通の健康トラブルであることを体感した。私自身も喉にタンが溜まりやすい。布団に入ったとき仰向けに寝ていると徐々にタンがたまって咳を意図的に出すことになる。このままでは寝付きにくいので、体を横に向けるか、うつぶせの体勢にしている。毎日の食事から何となく長ネギが喉に優しいと感じている。長ネギをきざんで夕食の味噌汁に入れる。ただそれだけだ。友人にこのことを話した。友人の奥さんはネギの臭いが嫌いなようだった。小さな高齢者の健康トラブルを対象に、テレビでは健康食品の宣伝が常に流れている。これも平和な時代を象徴するイベントかも知れない。