100歳の義理の母

義理の母は100歳を超えて介護施設に入っている。先日家内と会いに行った。家内は両親に可愛がられたようで、母親が大好きである。ベッドに横たわる母親は私の顔を見るなり「長生きしなはれよ」と声を発した。「良く来てくれなはれた」は子供たちが訪問すると何回も発する言葉である。100歳の誕生日を超えて、手や顔の肌の色は健康な色をしており、爪の色を比較すると私のそれより綺麗な色だと感じた。家内は母親の顔をじっと見つめている。話しかけるときは耳元で大きな声を出す。娘の話を聞くと喜びが顔に現れる。「世の中の沢山の人にお世話になったのでそのお礼が出来るまで神様がもう少し時間をくれた」とはなす。神様仏様のお話しが良く口からでて、人生は人により経験することは異なるが最後は皆同じ「死」を迎える、と話す。4名の子供を慈愛深く育て、信心深く、ほぼ毎日のように子供や孫が介護施設を訪問している。「決して人の悪口を言わない」という信念で一生を過ごし、今子供たちに愛される100歳である。