検査入院(3)

3月21日に入院し22日午後手術となった。13時に2階の手術室に徒歩で行き、手術室の重そうな扉の前で家族とバイバイし、いくつもある手術室の2号室に入り、幅の狭い手術台に仰向けに寝た。寝間着とパンツは脱がされ体の上に手術用と思われるカバーが乗せられた。麻酔をかけますと言われハイと返事すると口と鼻にあてがわれたコップのようなものから妙な臭いがした。そのまま何も感じなくなり、少しぼんやりした状態で家族が話しかけてきているのが聞こえた。ベッドに乗ったままエレベータで病室に戻った。点滴ケーブルが右腕につながり、尿管から2本のパイプが袋につながっている。病室に戻ったときに左脇腹に強い痛みを感じた。入院案内に痛みは我慢する必要はありませんと書いてあったので、看護師さんにお願いして痛み止めを点滴してもらった。直ぐに痛みは消えた。点滴は食事がとれないので栄養の代わりで、尿道にパイプがつながっていて就寝中に体を動かすことが困難なのでエコノミー症候群と同じ血栓予防のための下肢をエアーパイプでマッサージする装置が装着された。不思議なことに足を常時もまれている状態でも寝ることはできた。問題は就寝中の尿漏れだ。T字帯は尿と血液で濡れ、シーツも一部濡れてしまった。ナースコールボタンを押して対応してもらったが一晩に数回ナースコールしてしまった。

検査入院(2)

月曜日が春分の日で祝日だったため火曜日の入院となった。朝車を動かそうとしたらハイブリッド車のバッテリーが上がっていて無線キーも効かず慌てた。幸い予備の12Vバッテリーで動作させたので事なきを得た。病院の入院受付は混んでいた。4B病棟のベッドに入ることになった。5人部屋でカーテンで仕切られた病室であるが快適だ。昼食と夕食を食べたが、翌日午後の手術が決まり、手術日は朝から食事をとれない。代わりに朝は125ml何とかウオータという水分を飲み、それ以外は病院が準備したペットボトルに入った経口飲料を飲むように言われた。トイレでは毎回尿量を軽量コップで計り、数値を看護師さんに指示された表に記入する。明日の手術に備えてシャワーを浴び頭を洗い、その後はヘアートニックなどは使わないように指示があった。病室に待機していると麻酔科に呼ばれて問診を受けた。アレルギー反応、日常服用している薬の種類、口の中の歯の状況を聞かれた。口の中に入れ歯が入っているか、グラグラした歯があるか、については全身麻酔の時に呼吸のための管を口に入れるときの準備のようだ。検査入院の手術時間について聞いた。だいたい2時間から3時間のようだ。手術室入り口で家族とバイバイして、家族は待合室で待機することが前提になっているようだ。家族が一時的に席を外すときは、小さな窓口でその旨を看護師に伝えてくださいと言われた。1週間の入院予定と聞いているが、退院できる予定日は誰も答えてくれない。なるようにしかならない。Que Sera Sera!

検査入院(1)

泌尿器科に数年以上定期的に通い、前立腺まわりの異常をチェックしてもらってきた。一月ほど前自身で排尿に異常を感じたのでいつもの医者に急遽相談した。それではということでMRI撮影をし、またCTの撮影もした。数週間後の面談では何も異常は見られない、これ以上調べるには尿道からカテーテルを挿入して調べる検査が必要です、と言われた。異常が見られないなら、カテーテルを挿入するような苦しい検査はしたくないので、しばらく様子を見ますと返事をした。ところがその後お医者さんから自宅に電話があり、CT撮影に異常が見られることが分かったので、来院して欲しいと言われた。しかたなく面談すると、腎臓と膀胱をつなぐパイプの脇に白いもやもやとした影が映っている。一般に白い影は血流が存在することを示しているので、何か妙なものが出来ている可能性がある。従ってカテーテルを尿道に挿入して異常を調べるとともに、白いもやもや部分を一部摘出して悪性であるかどうか調査する必要があると説明された。73歳にもなってそれほど長生きをしたいとは希望しない、と返事をすると、まだ体が十分に元気な内に処置をしたほうが良いと強く勧められた。結局1週間の検査入院を行うこととなった。熟年だから当然のことと覚悟しているつもりだが、実際何が起こるか分からない。明日が入院の予定日だ。

白内障と緑内障

若いときから強い近眼だったが最近視力が低下し始めたのを実感する。70歳を超えるとブルー免許となり1年半後に免許更新が控えているので次回の視力検査への備えが必要と考えた。両眼とも徐々に白内障の気配が強くなっているようだが、左右を比較したとき左目が全体に白く濁る状況が顕著になってきた。友人に聞くと既に白内障の手術をうけたという。目の手術なので多少恐怖感があるが友人は問題なかったようだ。ネットで近所の眼科医を調べるとWEBページに白内障手術を明示しているところと、そうでない眼科医に大別できる。ある医者の手術を受けようと病院に問い合わせたら近所の眼科医の紹介状をもらってこいと言われた。少し大きな眼科医は白内障手術をうたっているので、小さな眼科医で適当なところはないかと調べた。初めて訪問した眼科医で紹介状が欲しいと説明すると、あれこれといろいろな視力検査が待っていた。眼科医と面談する診察室には昔は無かったような検査機器がおいてあり、それを使った白内障検査も行った。医者は引き続きディスプレイを見せて、水晶体後部に濁りがある様子を見せてくれた。紹介状がもらえるかと思ったら、次回緑内障の検査に来てくださいと言われた。白内障に比較して緑内障の方がより重要なので、まず緑内障をしっかり対策してから白内障の手術に臨むのだそうだ。緑内障検査の機器は順番待ちで数週間後に再度検査となった。緑内障の検査はぼんやりした光の点滅をボタンを押して知覚したことを知らせる。見えたか見えなかったかはっきりしないときでもボタンを押した方が結果は良いようだ。検査中は時間が長く感じられだんだん草臥れてくる。その時緊張感を失うと緑内障と判断されてしまうから注意が肝要だ。二月をかけてやっと紹介状を手に入れた。目指す病院に訪問できるのは更に二月後だ。

物忘れから認知症への境界は?

2017年が始まり既に1月を経過しようとしている。今年は大学卒業後50年の節目の年で、同窓会準備のメールが時々飛んでくる。メールはGoogleが提供しているグループに通知する仕組みを使っている。幹事が全員に通知する時には便利だが、メンバーからの返事で問題が発生する。受信したメールにそのまま返信すると全員にメールが配達される。同報サービスだ。一部のメンバー同士が情報をやりとりする個人的な会話まで80名全員に配達される。学生時代に仲良しだった昔の友達なので会話が連続し、我が身には関係ないメールを無理矢理聞かされている感じだ。その様子を見た幹事が個人間の情報ではグループメールを使わないようにと警告することになる。このレベルであれば若者でも有りそうな小さなトラブルだが、70歳代になった我々にはより微妙なメールの送受が発生する。一月前のグループメールに対してタイミングを失した応答メールが配信されるのだ。このメールを受信した我が身は「?」と考えてしまう。メールの送り主は学生時代の友人である。最近高齢者の病を患っている。グループメールの内容が時間経過とともに変化していることを判断できていないようだ。自分自身で日常生活で物忘れの頻度が徐々に増えていることを実感している。この友人の場合には物忘れのレベルなのか、それもと認知症の初期段階に入ったのか。80名のグループで5名ほどは他界している。同報メールのようすで認知症に入りつつある同期の数がわかりそうだ。

咳がなかなか治らない

10月から朝晩の気温の変化が厳しくなったせいか喉の調子がおかしくなった。喉に痛みを感じ、痰がたまるので強い咳がでる。咳を繰り返すと消耗して草臥れる。最初は1年前に何かの治療でもらった薬の残りを飲んでみた。少しは改善したが素人がネットで薬効を調べて飲むのは危険かも知れない。しばらくして市販薬を薬局で購入して飲んでみた。一時的には効果があるように思えたが数日経過すると元の咳の状態となってしまう。やはり市販薬では高齢者には難しいのかなと考え直して旅行先の診療所で診断してもらった。信濃の大病院を退職したドクターが開いたクリニックだった。喉に手を当てて新作し、聴診器で呼吸の様子を調べてくれた。特に悪いところは無いとのこと。それでもしつこい咳に悩まされていると説明したところ、通常の風邪薬の他に漢方薬を処方してくれた。この薬は徐々に効果が出始めて4日後にはかなり咳の症状が改善した。しかし、排尿が難しくなってしまい漢方の副作用と考えて漢方薬を停止した。4日で薬が切れたので地元の医者に事情を説明して薬の追加を処方してもらった。処方箋を見せて漢方は使いたくないとお願いし、代わりの薬を指定してもらった。お医者さん曰く「漢方がだめだったのですか・・・」。このころから薬で咳を治そうとしている自分の考え方が間違っているのではないかと考え始めた。咳止めとしてコンビニでも販売している飴のたぐいをなめるのを止めた。お酒を少量ではあるが毎晩楽しんでいたのも停止した。うがい薬はサボっていたが毎日何回かはうがいをすることにした。冷たい牛乳をそのまま飲んでいたがなるべく温めて飲むように心がけている。ジョギングは1月半ほど停止した。やっとのことで最近喉の調子が良くなったと感じ始めた。まだ時々咳き込むが寝ているときは殆ど咳に悩まされることはなくなった。そこで時速6kmのゆっくりしたジョギングを昨日試した。湿度が高く東京湾の海面付近に雲がただよっているようにみえる好条件だった。ジョギングの結果で状況が悪くなったとは感じていない。はたしてこの咳は治すことができるのだろうか?

生ゴミの収集回数を週2回にした相模原市

相模原市からのお知らせとして案内が入っていた。一般ゴミの収集回数を10月から週3回から週2回に減らすそうだ。生ゴミを家庭で最大4日間ためなさい、という相模原市の指示だ。住民の一人として、相模原市長、相模原市議会はケシカランと思った。熱帯夜が続くような夏の4日間に生ゴミがどれだけ臭いを放つのか、市役所の役人は認識しているのだろうか。「収集回数見直しの背景はどうなっているの?」と表題のついた説明では、経費の節減とともに、一般ゴミの中に含まれる資源物の分別を一層促進する、としている。恐らく経費節減が主目的であろうが、市民サービスとして毎日お世話になるゴミ収集の回数を減らすのは、役所が市民サービスを重要視していない証拠に他ならない。政令指定都市になったことで、もしかしたら相模原市の役所は偉くなったつもりなのかも知れない。折しも小池都知事が誕生してから、都政の傍若無人さが次々に明らかにされている。相模原市も政令指定都市に格上げされ、東京都と同じように特権意識をもつ役所のエリートが牛耳るようになり始めたのだろうか。ゴミ収集は市役所の仕事ぶりを市民が知る最も身近な案件である。生ゴミの収集は週2回でなく他の市町村と同じく週3回に戻すべきである。賛同者が多いことを期待する。

73歳の体力と注意力

小学校3年生の孫(男の子)と避暑先で3kmのジョギングをした。結果は圧倒的な差で敗北である。3kmのジョギングコースは半分が下り坂、半分が上り坂で約150メートルを下ってそれから上る。男性の人生が平均80歳とすると、73歳は残り7年、一方孫は生まれて8年間成長した訳で、ジョギングに負ける状況になったのは当然かもしれない、と一人で納得している。避暑地から東京に帰ってくると暑さが厳しい。熱中症にかからないように夕方4時半過ぎにジョギングをするよう心がけている。幸いジョギングコースには公園が複数あり、水道栓を利用することができる。水道栓に到着すると、両手両足を水で濡らし、次に蛇口の下に首筋を置いて水が後頭部にかかるようにする。頭の血流を冷やすことができるので気持ちが良い。公園に水道栓が配置されているのは健康上大変助かる。最後に帽子に水をたっぷり含ませて頭にかぶる。ひさしから水滴が垂れるがそれも気持ちよい。気分は快調であるが、ジョギングの足取りは重い。時速6kmと歩くのと大差ない走りである。しかし同年代が多数歩いているわきを追い越していけるのは若干の優越感である。注意力も散漫になりつつあることを実感している。退職後は自宅で食後の食器洗いを義務と感じるようになった。その食器洗いで今週2度ガラス食器が壊れた。一つは愛用していたコップで、洗っているときに上部が三角形に割れてしまった。いつの間にかヒビが入ったのだろう。食器洗いの時に水切りのために上下に振る癖がある。そのとき流しのわきに無意識にぶつけたと推測した。もう一つは日本酒を飲むのに愛用していた小さなガラスの飲み口である。冷蔵庫から氷を取り出して飲み口に入れようとしたとき、左手から床に落ちてしまった。粉々に砕けたので、清掃が大変だった。普段無意識に動かしている手や指の感覚がずれ始めていると実感した。

70歳代の同窓会

大学卒業後50年目の節目に同窓会を開くためのアンケートが送られてきた。日帰りや一泊旅行などの選択肢から希望に〇×をつけて欲しいという。日帰り希望が半数以上であるが、海外への旅行を希望する提案もある。日帰り希望者は、体に一抹の不安材料を抱えている輩と思われ、我が身に照らして理解できる。海外旅行を提案しているのは、おそらく健康に自信がある同期であろう。同じ世代でも、健康にかなりのばらつきが出ている。同窓会は5年ごとに開催されているので、今回の企画は現役入学者で72歳、次回は77歳となる。中には複数回の浪人もふくまれ、70歳代の1年間の体調変化は顕著であり、個々の体調不良の原因が異なると思われる。身の回りにも心臓の手術でステントが血管に入っている人、ホテルの出口で突然気を失って救急車で運ばれた人、など聞いたことがある。体調に気を遣い日帰り同窓会を希望する慎重派は薬などを持ち歩くことになる。しかし、慎重な分、グループ旅行で皆に迷惑をかけることは少ないであろう。現在元気で無理をするタイプは、突然襲ってくる体調の変化を体験していないに違いない。旅行中に海外でやっかいな病気を発病すると、例え十分な旅行保険をかけていても大変面倒なことになる。30年前に会社の出張でカナダに行ったことがある。そのとき同行者が盲腸を発病し、ホテルで救急病院の場所を教わって駆け込んだ。病院での付き添いは私一人。カナダから日本に電話して情報を伝え、同時に病院に待機して手術のための手続きを行った。幸い事なきを得た。その30年前のイベントを思い出すと、来年の卒業50年の同窓会の行事が気がかりである。もし海外や日本での遠方の宿泊旅行に決まると、旅行中に誰かが倒れた場合の対策を準備しておく必要があろう。旅行会社が70歳代同窓会向けの介護付き海外旅行を売り出したら、少々高額でも申し込むかも知れない。ドクター付き豪華客船による海外周遊旅行なら出かけても良いかも。・・・・

安倍総理の戦略

6月2日の読売新聞朝刊一面の見出しは「消費税10%19年10月」が大きく印刷され、左側中程には「強行突破 参院選で審判」の見出しがある。昨日の安倍総理の記者会見中継を聞いて、経済で一段のてこ入れが必要であるから消費税10%への移行を延期し、参院選での勝敗は自公で過半数と高い目標とする、と説明していた。私自身は浮動票の一人と自覚している。前回の衆院選ではあまりにもひどい民主党の政権運用にあきれて仕方なく自民党に投票し、結果として自公の圧勝となった。安倍政権の財政政策はおそらく民進党よりは格段に「まし」だろうと考えるので、自民党に投票することも一つの選択肢である。しかし、気がかりなのは憲法改正についての安倍総理の本心だ。「能ある鷹は爪を隠す」の気配がする。安倍総理の任期があと2年程度と短くなってきたので、本題の憲法改正に打って出る布石として今回の参院選を選んだのだろう。消費税増税の難しい実行は後任に任せ、憲法改正の体制固めに必要な参議院での過半数を狙うのだろう。消費税増税先送りとして、その陰に憲法改正のための「鷹の爪」が見える、と直感した。経済政策は安倍政権に期待するものの、憲法改正については戦後70年の平和国家で人生を過ごさせていただいた我が身の幸いを振り返り、反対である。今回の参院選では、自公に過半数をとらせないために、野党に投票しよう。6月1日の総理記者会見で安倍総理の戦略が見えた以上、孫二人が戦争に駆り出されるリスクを避けるための一票を投じようと決めた。